【保存版】渡米前90日チェックリスト|アメリカ駐在妻が本当にやるべきこと
この記事でわかること: アメリカ駐在が決まってから出発までの90日間を「いつ・何を・どの順番で」やるべきか。100名以上の駐在妻のリアルな声から、後悔が多かった項目を完全網羅しました。
はじめに|「やること多すぎて頭が回らない」あなたへ
アメリカ駐在の帯同が決まった瞬間、頭の中はパンクします。
引越し業者は?保険は?スマホは?薬は?学校は?英語は?車は?——考えることが多すぎて、何から手をつけていいかわからない。
実際に渡米したばかりの方は、こんな風に話していました。
「これから病院探し、学校へのコンタクト、補習校どうするかに加え、航空便や船便がこれから続々と届くかと思うと戦々恐々としています」
「焦っても仕方ないことはわかっていますが、早く普段どおりの日常を迎えたいです。来て早々、日本に帰りたくなって気落ちしてしまいます」
この記事は、そんな不安を解消するために作りました。時系列に沿って、やるべきことを上から順にこなしていけば、準備は完了します。
Phase 1:渡米90〜61日前|ここが勝負の分かれ目
この時期に動くかどうかで、渡米後の苦労が10倍変わります。特に「医療」「通信」「お金」の3つは、日本にいるうちにしかできない手続きが多いため、最優先で着手してください。
医療・薬の準備
渡米後に最も困るのが医療です。アメリカは「予約が取れない」「保険が複雑」「薬が手に入らない」の三重苦。日本にいる間にできることを全部やっておきましょう。
主治医に英語の紹介状を依頼する
かかりつけの病院がある方は、英語の紹介状(Medical Referral Letter)を書いてもらいましょう。記載してほしい内容は、診断名、処方薬の成分名(英語)、用量、服用期間です。
心療内科の薬を飲んでいる方は特に重要です。アメリカでは日本と同じ商品名の薬が存在しないことが多いですが、「成分名」は世界共通なので、現地の医師が代替薬を判断する材料になります。
処方薬を可能な限り多くもらう
日本の処方制限では1回1ヶ月分が基本ですが、海外赴任を理由に相談すれば、複数回に分けて処方してもらえることがあります。ある駐在妻は「1年分くらい持っていった」とのこと。
薬の持ち込みポイント:
- 元の処方箋ラベル付き容器のまま持参するのが安全
- 預入荷物にメイン、手荷物にロストバゲッジ用の2〜3週間分を分散
- 空港で荷物を開けられなかったという報告が多いが、紹介状のコピーは携帯しておくと安心
詳しくは「アメリカで日本の薬を継続する方法」で、 英文紹介状の書き方からオンライン診療の活用法まで解説しています。
歯科治療を日本で完了させる
アメリカの歯科治療は驚くほど高額です。虫歯の治療1本で数万円、根管治療で10万円超えも珍しくありません。日本にいるうちに検診を受け、必要な治療をすべて終わらせましょう。
予防接種記録を英訳する
子どもの学校入学時に予防接種記録の提出を求められます。母子手帳の該当ページを英訳しておきましょう。自治体の国際交流課で対応してもらえる場合もあります。
スマホ・通信の準備
渡米初日からスマホが使えるかどうかは、生活の立ち上がり速度に直結します。
スマホのSIMロック解除
日本のキャリアで購入したスマホは、SIMロックがかかっている場合があります。2021年10月以降の機種は原則フリーですが、それ以前の機種はキャリアショップで解除手続きが必要です。渡米してからでは手続きが面倒になるので、日本にいるうちに確認しましょう。
日本の携帯契約を整理する
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のまま渡米すると、国際ローミングで月額数万円になります。以下のいずれかに乗り換えるのがおすすめです。
- povo 2.0 → 基本料0円で日本の番号を維持できる最安手段。SMS認証が必要な時だけ使う
- 楽天モバイル → 月額1,078円〜だが、海外でも2GBまでデータ通信可能
アメリカ用SIMを事前購入する
渡米後すぐにスマホを使うために、アメリカ用のSIMカードを事前に手配しておきましょう。
- Tello Mobile → 月$6〜のカスタマイズ型。コスパ最強。Amazon USで$3のSIMカードを夫に代理購入してもらえる
- ハナセル → 月$9.99〜。日本語サポート完備。日本の住所に送料無料で配送
iPhoneのデュアルSIM機能を使えば、eSIMにpovo、物理SIMにTelloという組み合わせで、1台で日米両方の番号を持てます。
→ 詳しくは「アメリカ駐在妻のSIMカード完全ガイド」で解説しています
保険・お金の準備
保険のネットワークを理解する
アメリカの医療保険で最も重要な概念が「ネットワーク(In-Network / Out-of-Network)」です。保険会社が契約している病院(In-Network)にかかれば自己負担が少なく、契約外の病院(Out-of-Network)にかかると自己負担が跳ね上がります。
夫の会社の保険内容が確定したら、ネットワーク内の病院リストを必ず入手しましょう。特にPCP(Primary Care Physician=かかりつけ医)は渡米後すぐに必要になります。
海外送金の準備
Wise(旧TransferWise)のアカウントを日本にいるうちに開設しておきましょう。日本↔アメリカ間の送金手数料が銀行送金の1/5〜1/10程度で済みます。
ネットバンキングの設定
日本の銀行口座のインターネットバンキングを有効にしておきましょう。渡米後に日本円が必要になった時、スマホから操作できないと非常に困ります。
海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードを準備する
アメリカ駐在では、海外旅行傷害保険が自動付帯されているクレジットカードを
1枚持っていると安心です。特にエポスカードは年会費永久無料で、
海外旅行傷害保険が自動付帯されているため、駐在妻の渡米時に最適です。
Phase 2:渡米60〜31日前|具体的な生活セットアップ
引越し・荷造り
引越し業者の選定
日系の引越し業者(日通、ヤマト国際宅急便、クラウンラインなど)が一般的です。見積もりは複数社から取りましょう。
船便で送れないもの(要注意リスト)
これは本当に重要です。知らずに梱包してしまうと、通関で止められたり、引越し業者に断られたりします。
- 電動自転車(リチウムイオン電池のため船便NG。ヤマトも日通も不可)
- 大容量モバイルバッテリー
- ライター、マッチ、花火
- 液体類(航空便の場合)
梱包のコツ(駐在妻の知恵)
- 2層ダンボールを使うと強度が段違い。船便でも航空便でも無傷だったとの報告あり
- 90Lのビニール袋をダンボールの中に仕込んで防水対策
- 本は重さでダンボールが裂ける。ビニールでまとめて入れること
- 高級ニットなど傷つけたくないものは自分で梱包する(業者任せにすると引っかかって糸切れの可能性)
ロストバゲッジ対策
預入荷物が届かない事態に備えて、手荷物には最低2〜3週間分の必需品を入れましょう。特に処方薬、子どもの着替え、最低限の日用品は手荷物に必ず入れてください。
子どもの学校・教育
現地校へのコンタクト
渡米先の学区(School District)のウェブサイトから、転入手続きに必要な書類を確認しましょう。一般的に必要なのは、パスポート、ビザ、住居証明、予防接種記録です。
補習校の検討
日本語の学習と日本人の友達作りのために補習校を検討する家庭は多いですが、距離の問題が大きいです。片道1〜1.5時間かかる家庭も珍しくありません。
判断のポイント:
- 定員があるため早めの申し込みが必要
- 毎週通えるか体力的・時間的に検討する
- 通わない場合は、オンラインの補習校や日本人の先生の少人数塾という選択肢もある
- 日本人の友達作りだけなら、Facebookの州別日本人コミュニティやLINEグループでも可能
運転の準備
アメリカ生活で車は必需品です。特に郊外では、最寄りのスーパーまで車で10分以上かかることも普通です。
国際免許証の取得
各都道府県の警察署で即日発行可能(手数料2,350円)。パスポート、日本の運転免許証、証明写真が必要です。
ペーパードライバーの方へ
「運転できないです、恥ずかしながら」とコミュニティで打ち明けた方もいました。恥ずかしいことではありません。渡米前にペーパードライバー講習を受けておくと、現地での不安が大幅に減ります。
アメリカの道路は日本より広くて走りやすいという声もあります。最初は怖くても、1〜2ヶ月で慣れたという方がほとんどです。
Phase 3:渡米30日前〜出発前日|最終確認
書類の最終チェック
- パスポート・ビザの有効期限を確認(残存期間が6ヶ月以上あるか)
- 英語の紹介状・予防接種記録をクリアファイルにまとめる
- 保険証券のコピーを手荷物に入れる
- 在留届の準備(ORRnetでオンライン提出可能)
空港から自宅までの移動手段
意外と見落としがちなポイントです。アメリカの空港には日本のような宅配サービスがありません。大量のスーツケースを持って移動する場合、迎えの車に入りきらない可能性があります。
対策:
- Uber XL(大型車)を呼ぶ
- 空港でレンタカーを借りる(大型SUVがおすすめ)
- 迎えの車+タクシー1台を追加で手配する
メンタルの準備
最後に——そしておそらく最も大切なこと。
渡米直後に「日本に帰りたい」と感じるのは、ごく普通のことです。英語力がゼロでも、アメリカの何もかもが規格外に大きくて圧倒されても、時差ボケで眠れなくても。
コミュニティでも、こんなやりとりがありました。
ある方が「来て早々、日本に帰りたくなって気落ちしてしまいます」と打ち明けたとき、先輩駐在妻が返した言葉。
「徐々に、絶対に生活は落ち着いてくるので、大丈夫です。焦らず、手を抜けるところは抜きながら、優先の低いものは後回しにしながらで良いと思います。」
この言葉を、まだ渡米前のあなたにも贈ります。
孤独感や「日本に帰りたい」という気持ちへの向き合い方は、 「駐在妻の孤独感を乗り越えた方法」で詳しく解説しています。 渡米前に読んでおくと、心の準備ができて安心です。
時差ボケのコツ(駐在妻50人の知恵):
- 日中は外に出て太陽を浴びる(これが一番効くという声が圧倒的)
- 昼寝は30分までにして目覚ましをかける
- 夜は21時まで頑張って起きていれば、3日目から現地時間で活動できる
- 子どもにはメラトニンのサプリが効いたという声も(事前に小児科医に相談を)
- 夜中に眠れなかったら、無理に寝ようとせず読書する
まとめ|90日前からやれば間に合う
| 時期 | 最優先 |
|---|---|
| 90〜61日前 | 医療(紹介状・薬の蓄積)・通信(SIM手配)・お金(保険確認) |
| 60〜31日前 | 引越し(荷造り・船便NG確認)・学校(補習校申込)・運転(国際免許) |
| 30日前〜前日 | 最終書類確認・移動手段確定・メンタル準備 |
渡米準備をさらに進めるために
このチェックリストと合わせて読んでほしい記事をご紹介します。
渡米までの不安を一つずつ解消していきましょう。



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印刷して壁に貼り、一つずつチェックを入れながら進められます。全項目をチェックボックス付きで時系列にまとめた保存版です。
この記事は、100名以上が参加するアメリカ駐在妻コミュニティのリアルな声をもとに作成しています。

コメント
コメント一覧 (4件)
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